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ヴィンテージファッション/カルチャー、今では抵抗なく聞き入れられる馴染みのある言葉でしょう。「古着」と聞くと、とらえ方も様々ですが、別の物に感じてしまうのはなぜでしょう。

そもそもヴィンテージとは「何か?」。時代を得て現存してきた歴史や、それに耐えてきたクヲリティーが両立するものである。そう呼ばれるには、それなりの時間が必要となる。ただ古ければ良い訳ではなく、形状、生地や細部などに当時の拘りを持ち、現代のファッションで再現できない風格を持てるのはヴィンテージならではだ。

当然納得できる品を手に入れるには、手間が掛かる。その希少性もさながら取扱いも難しいのもヴィンテージゆえの宿命。年相応のダメージを受けているのが当前。布地がほつれやすかったり、破れやすい、色落ちしやすい状態になっていたりするので、クリーニングすら難しい場合がある。保存状態とコンディション、衛生管理も欠かせない。

そのハードルを乗り越え、逸品に巡り会えたときの喜びはひとしお。苦労して巡り会えた自分だけの1点物には何物にも変えられない価値が持てるでしょう。